お孫さんから「LINEにして」と言われたとき、私も最初は戸惑いました。メールで十分じゃない?と思ったのが本音です。でも実際に使ってみると、写真付きで近況を送りあえて、ビデオ通話で顔も見られて、確かに電話やメールでは代わりにならない。気づいたら、家族とのやりとりはほとんどLINEになっていました。

日本で9,700万人が使うLINEの基本操作から、文字を大きくする設定、乗っ取りを防ぐセキュリティまで、iPhone・Androidの両方に対応した手順をまとめました。2026年3月時点の画面に合わせてあります。

この記事でわかること
  • LINEの文字サイズを大きくする方法(iPhone・Android別に手順を解説)
  • トーク・無料通話・ビデオ通話・グループ・アルバムの基本操作
  • 乗っ取り・詐欺を防ぐセキュリティ設定と注意点

LINEでできること

LINEは「メッセージのやりとり」だけのアプリではありません。家族や友人との連絡に必要な機能が、ひととおり揃っています。

  • トーク(メッセージ):文字・スタンプ・写真・動画を送れます。メールより手軽で、会話のようにやりとりできます
  • 無料通話:LINE同士なら電話代がかかりません。Wi-Fi(自宅などの無線インターネット接続)があれば通信料も実質ゼロです
  • ビデオ通話:顔を見ながら話せます。離れて暮らすお孫さんとの会話にぴったりです
  • グループ:家族や趣味の仲間など、複数人でまとめてやりとりできます
  • アルバム:写真をグループやトーク相手と共有・保存できます。容量無制限で期限もありません
  • ニュース・天気:LINEアプリ内でニュースや天気予報も確認できます
💡 LINEの料金について
LINEアプリ自体は無料です。トーク・通話・ビデオ通話もすべて無料。ただし、インターネット通信(Wi-Fiまたはモバイルデータ)は必要です。Wi-Fi環境で使えば、通信料も気にせず利用できます。
📺 動画で学びたい方へ
この記事の内容は、動画でも学べます。
YouTubeで「LINE 使い方 初心者 シニア」を検索
LINE公式の使い方ガイド(画像付き)

文字サイズを大きくする設定

LINEの文字が小さくて読みにくい場合は、LINE内の設定で文字サイズを「特大」に変更できます。「小」「普通」「大」「特大」の4段階から選べます。

📱 iPhoneの場合
  1. LINEを開き、ホームタブ(左下の家マーク)をタップ
  2. 右上の⚙(歯車)アイコンをタップ
  3. 「トーク」をタップ
  4. 「フォントサイズ」をタップ
  5. 上部の「iPhoneの設定に従う」をOFFにする(これが重要!)
  6. 「特大」を選択
📱 Androidの場合
  1. LINEを開き、ホームタブをタップ
  2. 右上の⚙(歯車)アイコンをタップ
  3. 「トーク」をタップ
  4. 「フォントサイズ」をタップ
  5. 「特大」を選択
💡 もっと大きくしたい場合
LINE内の「特大」でもまだ小さい場合は、スマホ本体の文字サイズ設定を変更しましょう。iPhoneは「設定」→「画面表示と明るさ」→「テキストサイズを変更」、Androidは「設定」→「ディスプレイ」→「フォントサイズ」で調整できます。詳しくはスマホの文字サイズ設定まとめをご覧ください。

動画で見る(YouTubeで「LINE 文字サイズ 変更 特大」を検索)

注意点:この設定は自分の画面だけに反映されます。相手の画面には影響しないので、安心して変更してください。Androidの場合、この設定が反映されるのはトーク画面内のメッセージのみです。友だちリストや設定画面の文字サイズは、スマホ本体の設定に依存します。

トークの基本操作

トークはLINEの中心になる機能。メールが「手紙」だとすると、トークは「おしゃべり」に近いです。ひとこと送って、ひとこと返ってくる。それが気軽にできます。

メッセージを送る

  1. LINEを開き、下部の「トーク」タブをタップ
  2. メッセージを送りたい相手の名前をタップ
  3. 画面下部の入力欄に文字を入力
  4. 右側の送信ボタン(▶)をタップ

LINE公式ガイド:友だちとトークする

写真を送る

  1. トーク画面で入力欄の左にある📷(カメラ)マークをタップ
  2. スマホ内の写真が表示されるので、送りたい写真を選択
  3. 右下の送信ボタンをタップ

LINE公式ガイド:写真・動画を送信する

スタンプを送る

入力欄の右にある😊(顔マーク)をタップすると、スタンプ一覧が表示されます。好きなスタンプをタップするだけで送信できます。最初から使える無料スタンプもたくさんあります。

LINE公式ガイド:スタンプ・絵文字を送る

💡 「既読」の意味
送ったメッセージに「既読」と表示されたら、相手がそのメッセージを開いて見たという意味です。返信がなくても「読んでくれた」ことがわかるので安心です。ただし、「既読=すぐ返信しなければ」と思う必要はありません。お互いのペースで大丈夫です。
⚠️ 送信取消は1時間以内
間違えてメッセージを送ってしまった場合、1時間以内なら取り消せます(2025年10月に24時間→1時間に変更されました)。該当メッセージを長押し「送信取消」をタップ。ただし「○○がメッセージの送信を取り消しました」という通知は相手に表示されます。

無料通話・ビデオ通話のやり方

LINE同士の通話は、どれだけ話しても無料。Wi-Fi環境なら通信料もかかりません。離れて暮らす家族と、夜に1時間のんびり話せる——これが、LINEを使い始めて地味にありがたいと感じた機能でした。

音声通話のかけ方

  1. 相手とのトーク画面を開く
  2. 画面右上の📞(受話器)マークをタップ
  3. 「音声通話」を選択
  4. 相手が応答すると通話開始

ビデオ通話のかけ方

  1. 同じく📞マークをタップ
  2. 「ビデオ通話」を選択
  3. 自分と相手の顔が画面に映り、顔を見ながら話せます
💡 通話のコツ
  • Wi-Fi環境で使うのがおすすめ。スマホの通信回線(ギガを使う通信)でも使えますが、ビデオ通話はデータ通信量が多くなります
  • イヤホンを使うと、相手の声が聞き取りやすくなります
  • ビデオ通話中にカメラをOFFにすることもできます(音声だけの通話に切り替え可能)
  • 着信があると通常の電話と同じように着信画面が表示されます。「応答」をタップすれば出られます

LINE公式ガイド:無料通話・ビデオ通話のかけ方

グループ通話もできます。グループのトーク画面から同じ手順で通話を開始すると、グループ全員に通知が届きます。最大500人まで参加可能ですが、家族グループでの利用が一般的です。

グループとアルバムの使い方

グループは、家族や趣味の仲間など複数人でまとめてやりとりできる機能。アルバムは、撮った写真をずっと残しておける保管場所です。

グループの作り方

  1. トークタブの右上にある+ボタンをタップ
  2. 「グループ」を選択
  3. 招待したい友だちにチェックを入れて「次へ」
  4. グループ名を入力(例:「永井家」「ゲートボール仲間」)して「作成」

グループに参加している全員がメッセージを読めるので、家族への連絡事項を一度で伝えられます。

アルバムの作り方

  1. トーク画面の右上にある≡(メニュー)をタップ
  2. 「アルバム」をタップ
  3. 右下の+ボタンをタップ
  4. 写真を選択して「次へ」→ アルバム名を入力して「作成」

LINE公式ガイド:アルバムを作成する

💡 アルバムの便利なポイント
  • 保存期間は無期限。トークで送った写真は一定期間で消えますが、アルバムに入れた写真はずっと残ります
  • スマホの容量を使わない。写真はLINEのサーバーに保存されるため、スマホの空き容量を圧迫しません
  • 1つのアルバムに最大1,000枚、1つのトークルームに最大100個のアルバムを作れます
  • お孫さんの写真を家族グループのアルバムにまとめておくと、親戚みんなで見返せます

LINE公式ガイド:グループの作り方

注意:アルバムに保存できるのは写真のみです(動画は保存できません)。動画を残したい場合は、Keepメモ(自分専用のトークルーム)に送っておくか、スマホ本体やGoogleフォト(インターネット上に写真を保存できるサービス)などに保存しましょう。

知っておくと便利なワザ

基本操作に慣れてきたら、あと4つだけ覚えておくとLINEがぐっと使いやすくなります。どれも1分あれば設定できるものばかりです。

① トークのピン留め(よく連絡する人を上に固定)

よく連絡する相手やグループを、トーク一覧の一番上に固定できます。

  • iPhone:トーク一覧で、固定したいトークを右にスワイプ→ ピン留めアイコンをタップ
  • Android:固定したいトークを長押し「ピン留め」をタップ

相手には通知されないので、気兼ねなく設定できます。

② アナウンス(大事なメッセージをトーク上部に固定)

グループ内で「集合場所は○○」など、みんなに見てほしいメッセージを画面上部に固定表示できます。

  1. 固定したいメッセージを長押し
  2. 「アナウンス」をタップ

トーク画面の上部にメッセージが表示され、タップすると該当メッセージにジャンプします。各トークルームで最大5つまで設定可能です。

③ Keepメモ(自分だけのメモ帳)

「Keepメモ」は自分専用のトークルームです。買い物リスト、メモ、あとで読みたい記事のURLなどを送っておけます。

  • トーク一覧の検索欄で「Keepメモ」と検索すると見つかります
  • 自分しか見られないので、何でも気軽にメモできます
⚠️ 「LINE Keep」は終了しています
以前あった「LINE Keep」(ファイル保存機能)は2024年8月に終了しました。現在使えるのは「Keepメモ」(自分専用トーク)だけです。名前が似ていますが別の機能です。大切な写真やファイルの長期保存には、アルバムやGoogleフォト・iCloudなどのクラウドサービスをご利用ください。

④ トークフォルダー(トーク一覧の整理)

トークが増えてくると、大事なトークが埋もれがちです。トーク一覧の上部にある「すべて」「友だち」「グループ」「公式アカウント」などのフォルダーで、トークを分類して表示できます。

セキュリティ対策

LINEアカウントの乗っ取りや詐欺被害を防ぐために、以下の設定を必ず確認しましょう。お子さんやお孫さんに設定してもらうのがおすすめです。

① パスコードロックを設定する

スマホを他人に操作されても、LINEを開けないようにする設定です。

  1. ホーム → 右上の「プライバシー管理」
  2. 「パスコードロック」をON
  3. 4桁のパスコードを2回入力して設定完了

iPhoneではFace ID、Androidでは指紋認証との併用も可能です。

② 「ログイン許可」をOFFにする

PC版やタブレットからのLINEログインを許可する設定です。PC版LINEを使わない場合はOFFにしておくのが安全です。

  1. ホーム → 「アカウント」
  2. 「ログイン許可」をOFF

③ 「メッセージ受信拒否」をONにする

友だち以外からのメッセージを受信しない設定です。知らない人からの詐欺メッセージをブロックできます。

  1. ホーム → 「プライバシー管理」
  2. 「メッセージ受信拒否」をON

④ 「友だち自動追加」と「友だちへの追加を許可」をOFFにする

電話帳に登録された人が自動で友だちに追加されるのを防ぎます。知らない人とつながるリスクを減らせます。

  1. ホーム → 「友だち」
  2. 「友だち自動追加」をOFF「友だちへの追加を許可」をOFF
⚠️ LINE乗っ取りの手口に注意
  • 友だちから突然「プリペイドカードを買ってほしい」というメッセージが来たら、アカウントが乗っ取られている可能性大です。電話で本人に確認しましょう
  • 認証番号を他人に教えない。「LINEの認証番号を教えて」と聞かれても、絶対に教えないでください。これは乗っ取りの常套手段です
  • 不審なメッセージが来たら、トーク画面右上のメニュー→「通報」から通報できます(相手には通知されません)

⑤ ブロック・通報の方法

迷惑なアカウントはブロックしましょう。トーク一覧で相手のトークを長押し「ブロック」をタップ。ブロックすると、相手からのメッセージや通話が届かなくなります。

LINE公式ガイド:迷惑なトーク・人を通報する

LINE公式ガイド:乗っ取り被害に遭わないために

筆者より
この記事は2026年3月時点のLINEバージョンをもとに執筆しています。LINEは頻繁にアップデートされるため、画面や操作が変わることがあります。基本的な考え方は同じですので、迷ったときはこの記事を参考にしながら、お子さんやお孫さんに聞いてみてください。